2013/03/11

ヨドバシでいろんなイヤホンを聴き比べるの巻。

先週のこと。帰宅すると鍵がない。
どうやら朝、鍵を持って出るのを忘れたみたいですね。( ゚∀、 ゚)>テヘ
締め出されてしまいました。家人は仕事中。帰ってくるのは9時半過ぎ。今の時刻は8時前。
さて、どうしたものか。

家の周り(宝塚)には1時間以上時間を潰せるようなところはありませんので、もう一度電車に乗って梅田に出ることにしました。
ヨドバシカメラなら時間を潰せるだろうて。ちょうどいいや、ネットでネチネチとレビューを読みまくったところでレビューはレビュー。一度実物を見てこようか。だって、今はとにかく時間を潰さないといけないんだから。← 言い訳


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ということで、行って参りました。ヨドバシ梅田3F、イヤホン売り場。
近頃は自分のオーディオプレーヤーを繋げることができるのですね。 これはイイ。

いろいろと聴いてみたのですが、店内がうるさかったこと、私の耳が音を評論できるほど上等ではないこと、そして何より試聴機のコードが「これは如何なものか…」と思うくらいに短かくて中腰姿勢に耐えながらの滑稽な試聴を強いられたことから、なかなかじっくり聴くことができず、思い込みレベルの主観的でテキトーなレビューしか出来ませぬ。

まぁ、SENNHEISERのHD-25-1IIをこよなく愛しているけれど、ULTRASONEやGRADOもどんな音がするのかとても気になっている、そんな一個人の感じ方程度にお考え下さいませ。

HD-25-1IIもX10もバランスの良い優等生タイプなので、ヘッドホンにしろイヤホンにしろ、ちょっと偏った、尖った、個性的な機種が気になる。そんな気分。


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SOUL by Ludacris SL99

BARKSで絶賛されていた機種です(BARKSでは基本的にどの機種も絶賛されているのですが)。思ったより大きかった。金属製でズッシリくるし、塊感があります。
音はドンシャリです。「暴力的な重低音」というのがどれほどのものかとても興味があったのですが、それほどでもありませんでした。以前使ってたモンスターのMH Beats IE by dr.dreの方が締まったいい低音が出てたような気がする。



Monster Miles Davis Trumpet

形がちょっとアレだと思うのですが、でも「デザインは最高」っていうレビューも見かけましたので、好みは本当に人それぞれですね。
バランス良く鳴ってました。素直に「いい音だなー」って感じです。高音が澄んでて、弦楽器は綺麗に聴けましたよ。
ただ、形がね…。



SENNHEISER IE80

アルミ製パーツと聞いて想像していたより軽かった。塊感はありません。
音は普通です。普通にちゃんと鳴ります。特に不満もありません。高音がちょっと曇ってるかな…と思ったけど、気のせいかもしれません。
乱暴に言えば、X10と似たような感じです。これに3万5千円の価値があるかと聞かれれば微妙。X10なら1万円で買えますから。



Etymotic Research ER-4S

見た目はHD-25-1IIと双璧をなすほどの安っぽさですが、試聴を楽しみにしていた1つです。特定の方向に特化した機種ですから。
ネットでは「解像度はピカイチ」という評判ですが、解像度云々の前に、高音がシャカシャカとなるだけで、低音はすっぽり抜け落ちたように聴こえません。挿入が足りないのか?とも思いましたが、グッと耳の奥に押し込んでも、やっぱり低音は聴こえませぬ。うーむ。
iPhoneでは十分に鳴らせないのかもしれませんね。インピーダンスが高い(100Ω)からアンプが必要、というのはこういうことか、と。

ちょっと期待していた音とは違ったな…と耳から外すと右側の3段フランジがありません。あら…
どうやらイヤーチップを右耳の中に置き忘れたようです。しばし途方に暮れる珠音希。
さて、どうしようか。お店の人に「すみません…取って下さい…(ぽっ)」とモジモジするべきか。
そうだ、おもちゃ売り場でピンセットを買おう。イイこと言った自分!と内心とても焦りつつも平静を装っておもちゃ売り場に向かう途中、10回目くらいのアタックでなんとか摘み取れました。
まったくネットで読んだ通りのデンジャラスっぷりでござんす。



Etymotic Research ER-4P

こちらはiPhoneでの普通に鳴りました。ちゃんと低音もあります。聴きやすい音ですね。
なるほど、解像度が高いというのも何となく分かるような気がします。でも、だからといって分析的というような音ではなく、十分に楽しめます。
その分、期待していたより尖り方が足りません。もっとストイックでスパルタンな音かと思ってました。
こちらの試聴機のイヤーチップはシリコン製のものだったので、ちゃんとイヤホンと一緒に外れましたよ。



Final Audio Design Heaven a

PIANO FORTEはショーケースの中に鎮座ましましていらっしゃったので、試聴できる最高級機はコレでした。
実物には写真のようないぶし銀の渋さはありません。アルミです。
綺麗な高音が強く印象に残りました。それに比べると低音は弱いような気がしましたが、自分にあったイヤーチップでじっくり聴けば、もっと印象は変わったかれしれません。
生楽器にはよく合うんじゃないでしょうか。バイオリンはすごく綺麗に聴こえました。



Atmic Floyd SuperDarts

これもBARKSで絶賛されていた機種です。レビューを読む限りでは非常に個性的な音のようで、興味をそそられておりました。
果たして聴いてみると、なるほど超個性的。ちょっと他では聴いたことのないような音です。
瞳を閉じればまぶたの裏にいるんだ、キラキラと光るスチールウールが…的な微細な高音と、パンチの効いた低音。それしか聴こえませんよ。ねぇ。中音は?
例えるなら、ウィルキンソンの本当に辛いジンジャエールのような…そんな音。何となく。
「確かに原音とは違うかもしれないが、オレの音で聴け」みたいな男気を感じました。可笑しい。気に入った。

ちなみに、MiniDarts↓の方はずっと常識的な音。



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Westone、Ultimate Ears Triple.fi 10、GRADO iGiは試聴機がなくて聴けませんでした。
Triple.fi 10はとにかく広いと言われる音場を、GRADO iGiはレビューを読んでもまったくイメージが掴めない不思議サウンドを、是非実際に聴いてみたかったんですけどね、残念です。

それにしても、SuperDartsだ。気になります。すごく。欲すぃ。でもきっと家人に怒られる。
まぁ、なんですね。原音に忠実とか、フラットとかなんてのはどうでもいいって言うか、結局は楽しく聴ければそれでいいやん。そう思いました。


しばらくは家でいい子にしつつ、頃合いを見計らってゲットしようかしら。いや、ゲットしたい。きっとゲットしそうな気がする。そうね、5月くらいまでに。



後日談
1年後に買いました。



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