2013/05/29

USB DAC付ヘッドフォンアンプ付き雑誌を買うの巻。

4月の初旬にBARKSの記事で知り、早速予約しておいたDigiFiの第10号が、先日届きました。目当ては勿論、USB DAC付ヘッドフォンアンプでございます。

雑誌の付録にUSB DAC付ヘッドフォンアンプ。さながら、空母エンタープライズのプラモがオマケで付いてたビッグワンガムの如し。


* * * * * * *


我が家のオーディオシステムはパソコンデスクの上でございます。

スピーカーはKlipsch RB-51II、アンプにCarotOneのGILDOLO……と、ここまでは箱庭的オーディオ環境っぽくて、ちょっとだけカッコいいのですが、肝心の音源=iMacとアンプとの接続がヘッドフォンポート経由。ツメの甘い仕様でござんす。


「USB DAC経由で繋げば音が良くなる」ということは聞いてましたが、なかなかね、、、だってDAC安くないし。それに、本当に音が良くなるのか分からない。
否、仕組みを考えれば、音が良くなるだろうことは理解できます。が、自分の耳がそれを感じ取れるのか。もしかしたら、オーディオマニアにしか分からないような僅かな差じゃないのか?
そこが引っ掛かって、これまでDAC購入を躊躇しておりました。

そんな時に知った「DACがオマケで付いてる雑誌が3,300円」ニュース。買わない理由がありません。


* * * * * * *


早速繋いでみた。の図


さて。スピーカーから聴いてみての最初の感想は「うん。音が良くなったような気がする」

これはもう歴史的遺産だね…的な年代物のYAMAHAのアンプA-5から最新デジタルアンプに交換した時のような劇的な変化はありませぬ。さりとて、いちいちケーブルを繋ぎ換えて聴き比べるのも面倒くさい。正直、よく分からん。プラシーボかもしれん。
しかし、それでは悲しすぎる。


ということで、ヘッドフォンで聴き比べてみました。
使用したのは愛機Klipsch Image X10
音源は、ユリア・フィッシャーの「バッハ:無伴奏ヴァイオリンのためのソナタとパルティータ全曲」、パット・メセニーの「A Map Of The World」、マイケル・ジャクソンの「King Of Pop」、ケミカル・ブラザーズの「Push the Button」など。全てAppleロスレス。
iMacはMid2010の27インチ(2.93GHz Core i7)、ソフトはiTunesでございます。


まずは、iMacのヘッドフォンポート→ヘッドフォン。
あら意外。高音が曇っていたんですね。低音は多くてボンボンしています。

次に、iMacのUSBポート→DAC→ヘッドフォン。
高音が澄みました。反対に低音は少なくなった。この辺りがこのDACの特徴なのでしょう。高音強め。

最後に、iMacのUSBポート→DAC→GILDOLO→ヘッドフォン。
低音は増えた。でも高音がちょっと引っ込んだ。iMac直結とDAC直結の中間くらいでしょうか。それなりのアンプに通せばそれなりに良くなるってものじゃないのね。

ちなみに、ヘッドフォンをゼンハイザーのHD25-1IIに換えると、X10ほどの違いは感じられません。ハッキリ言うと、iMac直結でもいい音した。( ・ัω・ั ;)
まぁ、HD25-1IIはもともとパンチの効いた音がしますよって…


* * * * * * *


今回は聴き比べのためにヘッドフォンを繋ぎましたが、普段はほぼスピーカーでしか鳴らしませぬ。そして、そのスピーカーも、HD25-1IIに負けずパンチの効いた音を鳴らすKlipschだからでしょうか、DACを通して出てきた音にビックリするようなことはありませんでした。元から結構いい音で鳴ってたしね。

どうやら、DACの効果が分り易いスピーカー・ヘッドフォンと、そうでないものがあるようでやんす。
ウチのスピーカーは分かり難い子。その点で言えば、高いDACを買わなくてよかった。きっと残念なコスト対効果にガッカリしていたことでしょう。

しかし、DACを導入して良いこともありました。
ヘッドフォンポートからの出力は時々音が途切れることがあったのですが、USB経由ではそれがなくなった。ヽ( ゚∀゚)ノ ワーイ! ←それだけ?


とりあえず、基盤剥き出しはあんまりなので、次はケースでしょうか。→専用アクリルカバー1,920円也。
いや待てよ。USBケーブルをいいものに換えれば、あるいはもっと劇的な音の変化にKOされたりするのだろうか。そう、まるで猛り狂う芳醇でスピード感あふれる音の洪水にひれ伏す、みたいな? →高音質USBケーブル×4 SPECIAL(0゚・∀・)



後日談
そして、USBケーブルが届いた。

0 件のコメント:

コメントを投稿