2013/05/06

「クルマでぶらり旅 in 九州」2日目でございます。

前日は、宝塚から12時間かけてなんとか鹿児島知覧の近くまで辿り着きましたので、本日は特攻平和会館、そして知覧武家屋敷などを巡ろうかしら…

などと思いながら着替えていて、気付きました。
適切な服がない。

特攻平和会館に行くというのに、持参した着替えは、第2次大戦時の米軍モチーフのFelix the CatのTシャツ、背中にKILL 'EM ALLとプリントされたCUNEの不謹慎Tシャツ、そしてCUNEのウサギ便器Tシャツのみ。
誠に迂闊。痛恨の極み。


いちばん問題が無さそうな「ウサギ便器」で参ります。
ごめんなさいごめんなさい。


* * * * * * *


というわけで、知覧特攻平和会館。
ここに訪れるのは二度目なのですが、入り口正面の壁画「知覧鎮魂の賦」を見ただけで、もう涙腺が決壊寸前。←いやまだロビーだぞオイ

中央の展示室には特攻隊員の遺影や手紙、遺書などが飾られているのですが、みんな字がキレイ。時代・教育の違いがあるのでしょうけど、どなたも若くして驚くほどの達筆なのです。それに較べて、熊本ラーメンこだいこ店内にあった、いしだ壱成のサインときたら…(略)
でもね、親宛ての手紙なんか、しっかりとした字で殊勝なことが書かれてるけど、やっぱり子供なんだよ。最年少は17歳だもの。


海外からの訪問者も結構いるようで、Visitors Bookにはたくさんのコメントが残されていました。その中に「日本語が読めればどんなによかったか」という内容のものがあったのですが、確かに、そうでしょうな。
というのも、例えば、展示されてる遺影の名前にローマ字表記がない。名前を音読できて初めて実在した人として感じられると思うのです。他にも、手紙や遺書に英訳がない、ビデオにも英語字幕がない。勿体ない。
せっかく外国から見に来てくれているのに、そんな方々にこそ正しく理解して貰いたいし、何とか出来ないものかと思うのです。


特攻像の前で、年配の女性が記念写真を撮る時にピースサインをしていて、
おいおい、それは如何なものか…と思ったのだけど、ピースだからいいのか。


* * * * * * *


お次はいよいよ、ヤクルトのカレンダーに見た知覧武家屋敷でござる。




ヤクルトのカレンダーによると、
江戸時代、薩摩藩は領地を治めるために外城と呼ばれる113の地区を設け、武士が住む集落のことを「麓」と呼んでいた。そのひとつの知覧では、石垣の上に生垣を連ねた武家屋敷が、今も変わらぬ姿で整然と立ち並ぶ。屋敷の庭園が、国の名勝に指定され、背後にそびえる母ヶ岳と一体となった景色が息をのむほどに美しい。京都から招かれた庭師によってつくられたといわれ「薩摩の小京都」とたたえられるが、薩摩という土地柄から琉球文化の影響も感じられる。

ふむふむ。庭園は母ヶ岳を借景とした枯山水ですが、京都の庭師は母ヶ岳を比叡山に見立てて庭園をつくったのだとか。なんつーか、いかにも京人っぽいですな。


* * * * * * *


「そこの屋敷は、人が住んどったんだが、今は空き家になってしまったよ」

路地の角に座っていたお爺さんに話し掛けられました。

爺「どこから来られたのか?」
希「兵庫です」
爺「おぉ!尼崎か!」
希「いえいえ、宝塚です。近いですけどね(笑)」
爺「ほぉーっ、宝塚!どうりで!いい顔しとると思ったら、歌劇の女優さんの血ぃゆうのかな」

爺、それは違う。

爺「おぉ、婆さん。この人たちな、尼崎から来たんだと!」

爺、違うって。

爺「そんでな、女優さんの血ぃゆうのかな…(略)」

爺、とりあえずなんだ。ひとつも合ってない。


奥さんは、特攻隊員の世話係だったそうで、出撃の前に行きたくないと泣いていた隊員がたくさんいたことなどを聞かせて下さいました。「永遠の0」にもありましたな。


* * * * * * *


「行きたいところがある」

と家人。なんでもNHKの番組で火野正平が自転車の旅で訪れていたのを見たらしく、鉄道マニアとしては「どうしても外せない!」と。
というわけで、

JR日本最南端の駅 西大山駅(鹿児島県指宿市)

本土最南端の始発・終着駅 枕崎駅(鹿児島県枕崎市)


まったく、駅を巡るマニア旅に時間をとられて、名峰開聞岳に行くことも出来ず、鹿児島市内に着く頃にはすっかり夜になってしまいましたとさ。┐(´д`)┌ヤレヤレ


あぁ、行きたかったぜ開聞岳


さて、鹿児島でご飯と言えば、

黒豚ですd(゚∀゚*)ネッ!


以前鹿児島に来た時に食べたアミュプラザ鹿児島の中のお店が、どうやら無くなってしまったようなので、鹿児島中央駅近くの薩摩黒豚亭というお店に行ってきましたよ。
黒豚のカツは、それはもう大変美味しゅうございました。えぇ、前日の晩ご飯とは比べもn…(略)
肉の脂までもが美味しいと感じたのは、松阪牛以来であろうか。(*´)д(`*)シアワセ


その夜は、翌日訪れる予定の佐世保に出来るだけ近いところまで、ということで久留米のビジネスホテルに宿泊。
そうそう。久留米といえば、九州が誇るリーサルウェポン「久留米ラーメン」ですね。
えぇ、もちろん頂きませぬ!(`・ω・´)キリッ

0 件のコメント:

コメントを投稿