2016/04/06

DACを買いました。

随分久しぶりの投稿となります。1年ぶりですね。
珠音希です。皆様、こんにちは。

この1年間いろいろありました。
そうね、まずは引っ越しました。線路近くの結構やかましい鉄筋マンションから、閑静な住宅街のシャーメゾンに。軽量鉄骨ながら防音も結構しっかりしてて、音楽鑑賞環境として充実したことは間違いない。


マイリビングオーディオ


それから、ルンバを買いました。


簡単には乗ってくれません


最後に、愛猫の茶トラが亡くなりました。
とても寂しいことですが、16歳という年齢を考えれば大往生ですね。天晴!


君よ、永遠なれ


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さて、タイトルの通りDACを買いました。単体のDAC専用機です。
買ったのはPS AudioのDigital Link III。もちろん中古DEATH!キラッ☆
このDigital Link IIIは既に発売から10年が経つDACですが、なかなかに評判が宜しい。現在は後継機種のNuWaveが販売されています。

他にもNorth Star DesignのEssensioとかMusical FidelityのX-DACとかオンキョーのDAC-1000などいろいろなDACを検討したのですが、Digital Link IIIは「とにかく音場が広大」という。さらには「CDがSACD並みの音質になる」という。マジか。決まりだな。というわけです。
「お風呂場サウンド」なるレビューもありましたが、エコーは嫌いではありません。教会で録音された響き多めの宗教曲などはむしろ好むところ。


そうそう、このDigital Link IIIはアナログ出力がディスクリート構成だそうですよ。
ディスクリート構成は大好物でございます。何がどう良いのか理解していませんが、なんとなく好きです、ディスクリート。我が家のプリメインアンプ、マランツPM6005もフルディスクリート構成 。

また、電源はトロイダルトランスだそうですよ。
トロイダルトランスは大好物でございます。何がどう良いのか理解していませんが、なんとなく好きです、トロイダルトランス。我が家のプリメインアンプ、マランツPM6005もトロイダルトランス。

さらには、チップからバランス接続対応だそうです。
あぁ、我が家のプリメインアンプ、マランツPM6005はバランス接続に非対応だからよく分からない!


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そんなわけで我が家にお迎えしたDigital Link III、早速セッティグなのです。
が、テレビ台にはもう収納するスペースがありません。さりとてテレビ台の上、テレビの前に置くには奥行き(36cm)が長すぎる。つまり置き場所がない。
というわけでここだ。


テレビの裏側に横向き配置DEATH!


置き場所なんかどうでもいい、大事なのは音。
というわけで、我が家のシステムのおさらい。


ビフォー:
iTunes → (無線LAN) → Apple TV → (光デジタル) → マランツPM6005 → (ワイバイア) → QUAD 11L

アフター:
iTunes → (無線LAN) → Apple TV → (光デジタル) → Digital Link III → (アナログ) → マランツPM6005 → (ワイバイア) → QUAD 11L


これまでプリメインアンプ内蔵のDACに任せていたデシタル→アナログ変換を、より高品位でイェイ!なクオリティの単体DACに変更したわけですから、大いに期待できます。否、悪くなるはずがありません。
ところが、、、あぁ何ということでしょう。ビフォー・アフターの音の違いがよく分からないのです。

いや、確かに変わった。気もする。が、もっと歴然とした違いが、例えばプリメインアンプを換えた時のような、分かりやすい違いがあると思っていた。
良くないのかと言われれば、良いよ。というか元から悪くない。

じゃあ「とにかく広大」と評判の音場はどうか。奥行きが深くなったと言われれば、そうね、目を瞑って耳を傾けると、10m先にあるべき音が1mほど奥に引っ込んだ。気がする。
横方向にも、スピーカー位置で左右に30cmずつ広くなった。気もする。

じゃあじゃあ、お風呂場サウンドはど・う・な・ん・だ!と言われれば、響いている、、、かなぁ。いやどっちか言うたら、、、どうかなぁ、、、分・か・ら・な・い。
況やサンプリングレート192kHzと96kHzの違いをや。

嗚呼もう、なんてポンコツな耳!


一つだけ確かなこと。それは音楽聴きながら寝れる、それくらい心地良い音だってことだ!(キリッ


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慌てるな。単体DACを手に入れたことにはもう一つ大きな意味がある。それは、好きなプリメインを選ぶことができるようになったということ。
先に述べました通り、我が家のシステムは上流がApple TVからの光デジタル出力である以上、どうしてもDACは必要です。そのリーズナブルな解が、DAC内蔵のプリメインアンプ、ちょうど1年前に購入したマランツPM6005でした。

一方で、かつて私はこう書きました。

『本当はささやかでもピュアなプリメインアンプ(それもAudio AnalogueやAura、Musical Fidelityなどのアナログなヨーロッパ物)でいきたい』

そうなのです。でも大丈夫。AuraのVA-100 EvolutionやAudio AnalogueのPuccini SETTANTA、Musical FidelityのA-1などの、強く憧れながらも光デジタル入力がないゆえに諦めてきた往年の銘機の数々を、これからは難なくお迎えすることができる。

そう、 少なくとも市場で高く評価されているDAC専用機を使うということは、「DACの性能の低さが音質のボトルネックになっているのではないか?」などと心悩ませることもなく、存分に心惹かれるプリメインアンプを選ぶことができるということ。バスクシャツ3枚分でこの効果。これは素晴らしいことです。
だから、DAC導入による音の変化はよく分からなかったけれど、これでいいのだ。


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さて。珠音希は庶民でございますので、専用のオーディオ部屋など持っておりませぬ。そんなリビングオーディオ族にとっては、オーディオ機器もインテリアの一部。オサレな方が良うございます。
だって、43cm幅フルサイズの分厚いアンプね、あれ実物を前にすると圧迫感すごいよ?

ここはAura NoteやLINN classikのようなコンパクトな一体型、あるいはAudio AnalogueのPrimoシリーズみたいなハーフサイズなんかどうだろう。いや、折角DACがバランス接続対応なのだからAura NeoとGrooveがいいかもしれない。(*´∀`*)ポワァン


見目美しくて品が良く、もちろん音も良い、そんなオーディオを目指して少しずつ買い足していく。それが私の進む道。珠音希悟りました。




いやでもフルサイズでも、CDプレイヤー:パガニーニ、アンプ:プッチーニ、スピーカー:モーツァルトとか痛快だよね-。(*´∀`*)ポワァン